<2016年8月 Vol.1>
IoT・M2Mになぜ「モバイル回線」が選ばれるのか?
最近、新聞や雑誌などでよく目にする「IoT(Internet Of Things/モノのインターネット)」や「M2M(Machine To Machine/機械間通信)」というキーワード。
IoT/M2Mの活用による運用コストの削減の効果が期待される一方で、各機器のインターネット接続環境の整備が課題となっています。
弊社で展開しているdocomo/auの複数キャリアに対応したMVNOサービス「mineo」をはじめとしたモバイル回線は、上記の課題を解決することができることから、実はこのIoT・M2M分野でも広く活用されています。
そこで今回は、「IoTやM2Mでモバイル回線を使うとどんなメリットがあるの?」「身近な所でも使われているの?」といった視点から、3つの事例をご紹介します。どれも今後ますますニーズが高まると予想される分野ばかりですので、ぜひご注目ください。
事例1.デジタルサイネージ
駅やショッピングモールなどでよく見かける、デジタルサイネージ(電子看板)。インターネット経由でのオンライン更新により、その日の気温に応じておすすめのメニューを表示する、タイムセールに合わせて商品を表示するなど、リアルタイムでコンテンツの変更が可能になっています。
このインターネット接続を光ファイバーで構築する場合、「サイネージを置ける場所が制限されてしまう」「設置作業に手間がかかる」といった問題が出てきてしまいます。そこで、光ファイバーでなくモバイル回線を組み合わせることで、場所にとらわれず設置でき、設置作業の負担も軽減することができるようになります。
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事例2.高齢者の見守り
近年、都心部への人口の一極集中が進み、それに伴って郊外に住む一人暮らしの高齢者の増加が問題となっています。このような状況から、各地でモバイル回線を利用した低コストかつ手軽なIoTのニーズが高まっており、さまざまな取り組みや実証実験が行われています。
▼ 家電製品を活用した安否確認
高齢者の自宅の分電盤にモニタ機器を設置し、家電製品の利用状況(電力量の変化)を測定。結果はモバイル回線を経由して遠方に住むご家族や自治体の担当者にメールなどで通知され、高齢者の安否を日々確認することができるようになります。
▼ ロボットを活用した見守り支援
高齢者の自宅に、モバイル回線に接続した見守りロボットを設置。このロボットに搭載したドアセンサーで、高齢者の帰宅をご家族や自治体の担当者に通知したり、音声メッセージをやり取りする機能を使って、家族とのコミュニケーションを活性化するといった幅広いサービスが提供されています。
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事例3.機器の遠隔メンテナンス
最近、街中や山間部などに太陽光発電所を作り、発電した電気を電力会社へ販売する企業が増えています。
発電効率を維持するためには、定期的な機器の制御や監視が必要となりますが、その都度担当者が現地に出向くのは大きな負担です。光ファイバーでインターネットに接続したくても、機器の設置場所によっては難しい場合もあります。そこでおすすめなのが、モバイル回線。遠隔地から機器の制御を行うことが可能となり、監視やメンテナンスにかかる人件費やタイムロスの削減を実現することができます。
さらに、機器に固定IPアドレスを割り当てることで、次のような運用も可能になります。
- 特定の機器の発電量や稼働状態をモニタリング
- 遠隔から機器等をメンテナンスする際に、該当機器に対し確実にアクセスでき、セキュリティ性のUPに貢献
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いかがでしたでしょうか。今回取り上げた事例はほんの一部で、IoT・M2M分野での活用シーンは多岐にわたりますので、今後も引き続きご紹介していきます。
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さらに9月1日(木)より、事例3でもご紹介した「固定IPアドレス」メニューの提供も開始します。
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